監督: イ・ジェハン キャスト:チョン・ウソン( チョルス)
ソン・イェジン(スジン)
ストーリー 大工で現場監督のチョルスは偶然の出会いから社長令嬢のスジンと
恋に落ちる。住む世界が違う二人は親の反対を説き伏せ結婚
幸せに酔う日々・・・。やがて妻に異変が。
韓国の2004年の映画ですが、今年11月封切られました。封切前に「どこかで見たような!?」と思っていましたが、何年か前テレビで、「永作 博美」さん主演で、あってましたよね。
若年性アルツハイマーの妻の物語・・・・。やっぱ、それのリメイク版だそうです。
主演の二人はチョン・ウソン 男らしくてかっこいい。チャン・ツィーと競演した「武士」で見た!
ソン・イェジン 今、韓国の女優さんの中でも最も旬なひと。 「ラブ・ストーリー」が私は一番好きかな。
上映時間の半分ほどを二人の出会いについて描かれているけど、私はそのいきさつがとっても丁寧で、微笑ましくステキに表現されていると思いました。全く違う生き方、育ち方をした二人。
無骨で無愛想なチョルスにスジンが、グーッと引き付けられていく様子が、もうバチーっとはまります。
チョン・ウソンちょっとカッコよすぎ。ソン・イェジンの少女のような可愛らしさも自然ではまり役だとおもいました。この長いラブストーリーがあってこそ、後半の悲劇が切ないのでしょう。
物忘れが異常なことを気にしたスジンは病院を訪れ、自分の病名を知ることとなる。
やがて全ての記憶がなくなり、肉体的な死より先に精神的な死が訪れると。
映画の中でいくつもの名言がありますが、幾つか紹介しときます。
私の頭の中に消しゴムがあるんだって・・・もう優しくしないで。どうせ全部忘れちゃうから
「記憶がなくなってしまえば、心も死んでしまう」という彼女にチョルスが言う。
「 何もわからなくなってもいいよ。僕が君の記憶、君の心になるから」 すごく胸を打つ言葉でしょ!? いい場面がたくさんあったこの映画ですが、是非見てください。彼女が最後にだした手紙のシーンも胸を打ちます。
私はラストのコンビニのシーンで号泣しました!!
スジンを愛する人々がそこには皆そろっていて、スジンが「ここは天国なの?」って言うところ!
そこには、絶望だけでなくかすかな光が、確かに射しているように私は思えたのです。
この映画は韓流というジャンルを離れ、みーんなに見て欲しい作品です。
オススメ度 9.5点 上映時間 117分